筆者あとがき

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1. 弁護士の本音と建前

弁護士には本音と建前がありますが、弁護士の本音は、書籍にはほとんど書かれていません。

例えば、M&Aの案件で、売り手側の株主の中に意思能力に疑義がある人がいた場合、教科書には「必ず成年後見人選任申立を行うこと」と書かれていますが、それは建前です。

実際には例外がありますし、皆が知りたがっているのは、「強行突破した際の、契約無効のリスクを最小化する工夫」であり、それこそが弁護士の本音です。

弁護士の本音を垣間見ることができるのは、弁護士会の研修、各種メーリングリスト、座談会の記事や同業の飲み会等、非常に限られています。これらは同業者間の情報交換を目的としているため、センシティブな情報を出しやすいのだと思います。

さて、本サイトをお読みの方の中には、弁護士検索で「仮名太郞」と入力し、該当表示がないことに気が付かれた方がいらっしゃると思いますが、「仮名太郞」は私のペンネームであり、実名ではありません。

私がこのような方法を取ったのは、実名では書くことができない本音の部分に踏み込み、より実践的な内容をお伝えしたいと思ったからです。

書籍には記載できないような内容についても、かなり踏みこんで記載したつもりですので、みなさんのお役に立てれば幸いです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

二重橋前

2. 謝辞

一人の弁護士であらゆる分野を把握することは不可能であり、弁護士の力量は、本人の能力に加えて、「バカな質問ができる人」が周りにどれだけいるかによって決まると思います。

ここでいう「バカな質問ができる人」とは、「こんなことを聞いたらバカと思われるのではないだろうか」というような基本的な内容でも、臆せず相談できる弁護士仲間を指します。

残念ながら、私にはそのような人が一人しかいませんが、その一人のおかげで、弁護士という職業を続けられているように思います。事件処理から依頼者とのトラブル、弁護士をやめたいという相談まで、時には、「そんなこと、うちの新人だって知ってるぞ」とあきれながらも、最後まで見放さずに手を貸してくれました。

この場を借りて御礼申し上げます。ありがとう。

3. 予告

書きたい内容がかなり残っているので、本サイトの完成にはまだ時間がかかりそうです。

そもそも、本サイトの執筆を始めた当初は、「WordVBAを利用した弁護士業務」について書くつもりでしたが、内容が広がってしまい、 WordVBAについては全く触れられませんでした。業務の効率化に直結する内容ですので、今後、まとまった時間が取れるようでしたらご紹介します。

また、最新の弁護士関連サービス(法律書籍のサブスクリプション、グループウェアや弁護士向けポータブルサイト)の比較等、業務の効率化に関する内容についても記事を追加したいと思っています。

ご期待ください。

令和3年9月1日
4回目の緊急事態宣言下の事務所にて

仮名太郞(署名)
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